自由に間取りを決められるのが注文住宅の醍醐味です。間取りだけでなく外観や内装も自由に選べますので、憧れの家のイメージが固まっている場合には実現しやすくなります。ただし、全てが自由に選べるとなるとかえって迷ってしまう人も多くなり、どのようなコンセプトで決めれば理想の家づくりができるのかが分からなくて頭を悩ませます。まだ何も決まっていない状態で注文住宅の間取りを考えなければならない場合には、いくつかの項目に分けて考えるとスムーズです。
注文住宅を建てる時に出す要望ですが、生活動線をイメージしていないと失敗します。生活動線を考えるには一つ一つの動作をシミュレーションしてみて、その動きを書き込んでみるのが上手く間取りに反映させるためのコツです。特に何をしている時を重視するのかと言うと、掃除や洗濯といった家事をしている時です。家事の負担は大きいので、できるだけ楽になるように家事が楽になるような間取りにすることが求められます。
そのために、家事を行う人からも意見を聞いて、日々の生活のシミュレーションをします。日差しの入り方や音の聞こえ方にも注意しながら間取りを決めるのが得策です。リビングの日当たりが悪かったり、生活リズムのずれている家族の生活音が気になる間取りになっていると、それだけで非常に大きなストレスを受けます。普通に暮らすだけでもストレスがかかるようになり、決して快適な家とは言えなくなりますので、日差しの入り方や音まで考慮した家づくりをするのがポイントです。